愛されジョーズ

music writer 上野三樹

パンツ丸出しで号泣!幼稚園生活1ヶ月を終えて。

入園式から3週間、娘の幼稚園生活最初の1ヶ月が終わった。一番骨が折れるのはやっぱり朝の通園で、「幼稚園嫌いなの」「行きたくないの」とゴネる。自転車のタイヤがパンクして歩いて登園することになった朝は最悪で、両サイドに団地が立ち並ぶ道の真ん中で「もう帰る〜!」と泣き叫んで歩こうとせず、あの時は本当に困った。しかし、近くのクリーニング店からおばあさんが出てきて娘に声をかけてくれたり、おそらく年中さんか年長さんの、同じ幼稚園の制服を着た娘さんを自転車に乗せたお母さんが通りががりに「一緒に行こうよ〜!」と励ましてくれたり。こんな光景もきっと最初の春だけの特別なものなのだろう。

娘が団地の脇で泣いてうずくまってどうしようもなかったので旦那に自転車で迎えにきてもらったら、ニコニコして手を振って幼稚園に行った。それ以来、パパと一緒だと機嫌良く行くことも多いので可能な時は朝の送りを旦那にお願いしているが、それでもやっぱり教室の前で先生の顔を見るなり泣き出してパンツ丸出しで抵抗し、いつまでも中に入ろうとしないことも多いらしい。他の子も毎朝泣くメンバーというのがだいたい決まってきて「今日はうちの息子、初めて泣かずに教室入った!」と喜んでいるお母さんも。

うちの娘は通常の14時以降も延長預かりで夕方までお願いしていることも多く、その場合は年少・年中・年長から全ての延長保育の子がひとつの教室にまとめられて一緒に過ごすため、そこではまた別の世界が広がっている様子。迎えに行くと「ママ、遅いよ!」「ママ、何で遅いの?」と言われる。「お仕事してるからだよ」と答えると「お仕事してるの?何回も何回も何回もお仕事してるの?」と私のお迎えの遅さを強調するような問い詰めっぷり。私は、新しい環境には最初にしっかりと慣れておくことが肝心だと思っているので、あえて早い時間にお迎えに行ったりしないでとにかく「慣れない時」をササッと駆け抜けて欲しいと考えていたんだけど。それまで保育園では必ず毎日組み込まれていた「お昼寝タイム」も突然なくなって、やっぱり体も心もしんどいのかな〜と心が揺らぐ。そこで、少し早めにお迎えに行くと、これからみんなで園庭に出て外遊びをするというタイミングだったりして「ママ、来るの早いよ!」「もっと遊びたかった〜!」と逆に怒られたりして面食らう。でも、そんな小さな変化がようやく見え始めて親としてもホッとしているところ。

しかし何でまあ、日本の大型連休・ゴールデンウィークはこんな時期にやってくるかねえ。ようやく慣れ始めた新しい環境から一旦離れてしまうことで何かがリセットされて、また朝の号泣からはじまるんじゃないかと思ってしまいます。大人もそうだよね、だから5月病とかになっちゃうんだろうね。