山Pかっこいいという洗脳がすごかった。
ドラマ『コード・ブルー』、終わっちゃいましたね。皆さん見てましたか。私は前のシリーズとか一切見てなかったんですけど、今回見て、すぐにハマッてしまいました。まず目に飛び込んできたのは、走ってヘリに乗り込んでヘッドセットを着ける時のかっこいい山P。あまりにも過酷な現場の数々、そこでキコキコと器具を使って負傷者の頭を開けまくるかっこいい山P。まだヘリに乗ることや現場に慣れていないフェローたちのぎこちない対応に、すかさず的確なアドバイスをクールな顔でつぶやくかっこいい山P。みんなに頼りにされているのにどこか自信のないガッキーのリーダーシップをさり気なく支えるかっこいい山P。そう、脚本の全てが「山Pかっこいい」と視聴者が恍惚の表情を浮かべるために作られていたと言っても過言ではない『コード・ブルー』。主要キャストだって、一緒にトロントかどこかに行くのを目指してたエリート先生役の安藤政信さんですら何だか情けない役どころだし。更に『逃げ恥』『大貧乏』『人は見た目が100パーセント』ときて、若手俳優としてここが大事!なタイミングの成田凌さんでさえ全然輝けない役で・・・。このドラマの全てが仏頂面のまま燦然と輝く山Pかっこいいの瞬間を生み出すために配置されていた。しかし、そこが良かったんです。ああ、これってそういうドラマなのね、と気付いてからは、更なる「山Pかっこいい」ポイントの高みを探しながら、その瞬間が訪れたときには全力で噛み締めながら見るのがとっても楽しみでした。なので最終回までの一週間は崩落現場で山P助かるのだろうかと気が気じゃなかったけど・・・瓦礫の中から土砂を跳ねあげながらバーンッと出てきて、すぐさま仲間に「大丈夫か?」って言った瞬間ね。さすが山P以下略。視聴者のこの一週間の心配が吹き飛んだってものですよね。ラストは「俺はあの頃、自分のために医者をやっていた。でも今はそうじゃない。お前たちのおかげだ」の台詞でクライマックス。最後までありがとうございました。もう完全に洗脳されましたので映画も絶対観たい所存であります。