レディースデイに映画『娼年』。
観てきました。
いやー、こんなに面白いとは。
「女性なんてつまらない」と思っていた大学生がひょんな出会いから娼夫になり、女性の色んな欲望を受け止めながら、自らの過去とも向き合いながら成長していく。そんな主人公を体当たりな俳優根性と、ナイーブでキラキラとした繊細な表情で演じる松坂桃李さん、素晴らしかったです。
8割がた濡れ場というか、8割がた松坂くんのお尻の動きを見ているくらいの映像になりますので、ひとりで観に行く以外の選択肢はないと思います(笑)。
でも、観た人と絶対に話したくなっちゃう。
言葉が体を、体が心を、解放していく。
さりげない台詞の中に、女が何を差し出し、男がどう受け取ったのかを感じさせるのが良い。
しんみり泣いて、声を殺して笑っちゃう。
欲望とか性とか、ときどき滑稽だけど、どうしようもなく愛おしい。そんな愛おしさが詰まった素敵な作品だと思います。
*『愛の渦』とか無理な人は無理よー!