愛されジョーズ

music writer 上野三樹

幼稚園と震災。

幼稚園の遠足はやはり雨で中止だったようで、でも園のホールにシートを敷いてお弁当を食べたのが嬉しかった様子。カメ美は朝から、ラップに包んだご飯を握るのと、にんじんの型抜きを自分でやっていました。ええ……案の定、遅刻しましたけど!

f:id:miki0507:20180309231437j:image

そんな今日は園長先生から「れんらくアプリ」でお知らせが届きました。

今年で東日本大震災から丸7年が経つこと。幼稚園では毎年、3月11日は全園児と職員で黙祷をささげていること。今年は3月11日が日曜日なので、14時46分に家族で黙祷をささげましょうと。

毎年、黙祷の前に子どもたちに話しているという文章が書かれてありました。その内容には、7年前の3月11日に起こったこと、大切な命がたくさん奪われたこと、中にはみんなと同じように幼稚園に通っていた子供たちもいたことが、わかりやすい言葉で、でもちゃんと包み隠さずに伝えられていて。亡くなってしまうということは、お絵かきやかけっこなど、普段幼稚園のみんながしていることが、もうできなくなってしまうということなんだと。だからその子どもたちと家族のひとたちのためにお祈りをしましょう、と。目を閉じて、誰かのことを思うこと。そしてしっかりと生きていくこと。まだ子供にはわからないだろうと、うやむやにせずに、わからない子もいるかもしれないけど、ちゃんと伝える。そういう園長先生の姿勢はとても素晴らしいと思います。

キリスト教とか仏教とか、モンテッソーリとか横峯式とか、幼稚園も保育園も色々あるし環境や方針はさまざまだけれど。でも結局は、園に預けるのではなく、人に預けるんだと思っていて。この人に子供をお任せしたいと思える人に出会えて良かったです。イベントごとが多かったりと時々エモすぎる幼稚園だけど(笑)、園長先生の姿勢は親としてもとても勉強になります。家でも震災のことを娘に話してみようと思います。