愛されジョーズ

music writer 上野三樹

秋の靖國神社。

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昨日、取材が近くだったので靖國神社を通りました。鳥居、こんなに大きい。

 

帰りは九段下から武道館の開演前のザワザワを抜けて。

和田アキ子さん主催のWADA FESだったんですね。

今朝のワイドショーでは、沢田研二さんがコンサートをキャンセルした話題。

その番組では何故か「昨日、武道館に来ていた和田アキ子ファンはどう思ったか?」という取材をしていました。アッコさんのコスプレというか、赤い唇やら何やらを顔に貼り付けたような、突っ込みどころ満載の女性ファンの方が「アッコさんはそんなことしないと思いますけど…」と言った。「アッコさんは(客がいるかいないかではなく)歌うこと、にプライドがある方ですから」と。見た目は大変ふざけていたが、理解の深いファンだなと思う。でも、それと同じように、沢田研二さんのファンは彼なりのプライドもきっと理解しているのだろう。アーティストとファンの関係性は長年の繋がりの中から築かれるもの。ファンの中には今回のことに納得している人もいるはずだ。なんてことを思ったよ。

 

映画『きみの鳥はうたえる』

今日は映画『きみの鳥はうたえる』を観てきました。 

タイトルはビートルズの「And Your Bird Can Sing」からきているそう。

個人的に、この曲、ビートルズの中で一番好きかもっていうくらい好きです。

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ヒロインは石橋静河さん。

『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で、派手ではないのにとんでもない存在感を醸し出していて大好きになった女優さん。

最近では朝ドラ『半分、青い。』で律の奥さん・より子を嫌な感じで(笑)演じてらっしゃいますが。

彼女の内側から光が溢れるような魅力が、思う存分に羽ばたくような作品でした。

透明感のある瞳の美しさ。

心の芯の静けさをあらわすような落ち着いたトーンの声。

クラブで何気なく踊るシーンで発揮される自由な身体。

カラオケで「オリビアを聴きながら」(ハナレグミバージョン)を歌うシーンでは、歌も本気出したら絶対すごいでしょ、って感じで、どんどん引き込まれました。

 

ひょんなことから始まる、3人の青春の日々。

お酒を飲んで笑って、ビリヤードして笑って、卓球して笑って、またお酒飲んで笑って、恋をして、ちょっとバイトして。

その隙間に、それぞれの憂いの表情が見える。

言ってみればただそれだけの、これぞ青春映画。

だけど坂道の先に海や山が見える函館の街並みや、柄本佑さんと染谷将太さん然り、ただそこに立っているだけで味わい深い役者さんたちが、ただそれだけじゃない何かを残す。

 

それにしても、ナチュラルに見えて実は策士?だなあ、石橋静河さん演じる佐知子は。

この物語、恋愛偏差値が高い女子が見れば「ムフフ」とほくそ笑み、勘の良い男子なら「してやられた!」と思うはずだけど。どうでしょうか。とても良い時間が過ごせた、好きな映画でした。

 

映画『きみの鳥はうたえる』オフィシャルサイト

 

 

 

「anan」No.2117 熱狂の現場 特集。

先週はPerfumeあ〜ちゃんの連載内で娘がお世話になった「anan」ですが、今週号では「熱狂の現場。」という特集内にて、ちゃんみなさんとRIRIさんの対談&ライブレポートを担当させていただきました。

まるでバービー人形のような端正なルックスと明るいキャラクター、そして一聴すれば本物だとわかる圧倒的な歌唱力で魅了するR&BシンガーのRIRIさん。

まさにセクシー・ダイナマイトなルックスで観るものを釘付けにするダンス、刺激的で生々しい想いを巧妙な言葉遣いで心地よく聴かせるラッパーのちゃんみなさん。

キャラクターや存在感、表現の仕方は、全く別ベクトル!?なんだけど同じ10代で。ちゃんみなは「練馬のビヨンセ」とか言ってるけど日・英・韓のトリリンガルだし、RIRIもロス修行に行きまくってるしで、日本のみならず世界を視野に入れて音楽活動をしているという共通項を持つふたり。

「anan」のネクスト・ブレイク特集でも紹介させてもらったこのふたりの、まさかの対談実現に興奮しました。姉御肌のちゃんみなと、妹みたいなRIRIのやりとり、かわいかった!

今回の特集では、表紙の関ジャニ∞をはじめ、サカナクションのライブレポや、きゃりーぱみゅぱみゅ水曜日のカンパネラの密着、宇多田ヒカルの分析記事など盛りだくさん。安室奈美恵さんやモーニング娘。’18も。

小説家・西加奈子さんによるチャットモンチーのライブレポも素晴らしく、ライブレポなのに、そんなに長い文章じゃないのに、ああこれは西さんの「小説」だなあと思ったし、何より、とても彼女たちの音楽の核心部分を突いた鋭いものでした。

ほんとに熱のこもった特集ですので、まだ読んでない方はお早めにどうぞ!

 

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anan(アンアン) 2018年 9月12日号 No.2117 [熱狂の現場。/関ジャニ∞]

anan(アンアン) 2018年 9月12日号 No.2117 [熱狂の現場。/関ジャニ∞]

 

 

遂に娘がPerfumeに会ったときの話。

先日、旦那の仕事の現場(『音楽と人』の撮影)に付いていく形で、娘はPerfumeの3人にお会いしました。子供が生まれた時から、特にあ〜ちゃんが気にかけてくださっていたみたいで。取材のたびに、旦那が写真や動画を彼女たちに見てもらったりしていたようですが、カメ美4歳になって遂に本物のPerfumeとの対面。

それだけでも嬉しいことなのですが、その時のことをあ〜ちゃんが雑誌『anan』の連載でツーショット写真付きで紹介してくださいました。この号ですのでよかったらチェックしてみてください。

 

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余談ですが、その日、撮影スタジオに娘を連れて行き、私はお邪魔してはいけないと思いそのまま帰ったのですが。スタジオに到着するとちょうどのっちが部屋から出てくるところで娘を見るなり「おっ!きたきたーっ!」と声をかけてくださって、その後、私に気づいて「あ、こんにちは〜!」と挨拶してくださいました。その時「この人を大好きになるのに5秒しか必要ない!!!」と思いました。何というか、気さくで気持ちが良い人柄が秒速で伝わってくるのです。表紙の撮影だったので長丁場だったと思うのですが、あ〜ちゃんをはじめ皆さんがたくさん娘とお話してくださって楽しい時間だったようです。この場で何ですがお礼を申し上げます。

後日、娘とPerfumeのことを話していて「カメ美ちゃんもPerfumeにいれてもらえば?」と言ってみたところ「それはいい」と。大好きなのになぜ(笑)?と聞くと「だってお写真いっぱい撮らなきゃいけないんだよ?」と申しておりました。4歳なりに、トップアーティストの大変さを垣間見たのでしょうか……。

その時の『音楽と人』はこちら!またいつか会えるといいねえ。

(*私はフレンズのおかもとえみさんのインタビューを担当してます!そちらもぜひ)

 

音楽と人 2018年 09 月号 [雑誌]

音楽と人 2018年 09 月号 [雑誌]

 

 

子連れで鎌倉旅行!(2日目 鎌倉駅前探訪)

少し間があいてしまいましたが、子連れ鎌倉旅行記2日目です!

さて、1日目はたっぷり遊んで、夜は和室に大人3人+子供4人、みんなでお布団をしいて眠った翌朝。

元気いっぱい回復した子供たちと再び海へ。

 

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(photo by 平沼久奈)

 

朝の海も、とってもキラキラしていて気持ち良かった。

 

そして2日目の予定は鎌倉駅周辺を散策すること!(ざっくり)

 

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店先の鎌倉ナイズされたアンパンマンと戯れたり、雑貨屋さんでお土産を買ったりしながらぶらぶら。

 

北欧雑貨のピエニ・クローネさんでは、可愛い子供用の食器などそれぞれに記念に残るお土産を。小さなお店でしたが店員さんが温かく迎えてくださいました。

 

北欧雑貨 krone : 鎌倉の北欧雑貨店・卸販売 クローネ

 

そして、ランチはガーデンハウスレストランへ。

 

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お店全体がお庭に囲まれているような素敵な場所で、おしゃれな店内は活気に満ち溢れていました。


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キッズプレートは美味しそうなパンケーキでボリュームたっぷり。


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しらすのピザやサラダランチをいただきました。

 

そして…だんだん疲れてきている子供たち。

 

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(爆睡5分前です↑笑)

 

www.gardenhouse-kamakura.jp

 

旅もそろそろ終わりかな、という母たちの予感の中!

 

最後はコクリコクレープも良いね、と思っていましたが、たまたまインスタのポストで、人気のお菓子研究家の福田里香さんが鎌倉でかき氷イベントを2日間だけされているというのを発見して。LONG TRACK FOODSへ。

 

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ミニマムだけど素敵な店構えで、お客さんがひっきりなしにいらっしゃいます。

 

お店に到着したのは12半。12時オープンだからいくらなんでも食べられるだろうと思ってたんですが既に午前中で整理券配布終了したそうで…

すんごい人気なんですね。

もうちょい調べて行けば良かった!

 

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↑こんなの。食べたかったー!

 

かき氷は食べられなかったけど、お店で売っているアイスキャンディを店先で食べて。これがまた美味しかったです。

 

longtrackfoods.com

 

この時点で13時でしたがお子様たちも限界に近づいてきてるようでしたので、鎌倉駅でお土産を買って帰京しました。

 

子連れ旅行は家に辿り着くまで、疲れた子供がぐずっても寝ちゃっても、親は体力維持しないといけないので、ちょいと予定を早く切り上げたりする柔軟性も大事ですね。

 

翌日には、こんなタイムリーなニュースも!

まさに子供たちと遊んだ海岸です。

 

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クジラ!!!数時間の差で遭遇できませんでしたが。

こんな風景を見たら、絶対に素晴らしい夏休みの絵日記が描けたでしょうね。

コンクールで優勝しちゃいますね。

初めて大人数での子連れ旅行でしたが、鎌倉よかったなあ。

平成最後の夏の素敵な思い出になりました!

 

 

子連れで鎌倉旅行!(1日目 鎌倉文学館と海)

子供に夏っぽいことを体験させてあげたい!

そんな気持ちから、だったら海でしょー!ということで、友人親子3組(子供は4人!)で鎌倉旅行に行ってきました。

うちは出がけにカメ美によるトラブル勃発で、いきなり小田急ロマンスカーに乗り遅れるという、やれやれなスタート。しかし、湘南新宿ラインで追いかけるとロマンスカー組より先に着いてしまうという逆転劇。すんごく暑かったのでひと足お先にランチを予約していたカフェへ。

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江ノ電からは絵に描いたような日本の夏の景色。いいですね〜!私の心は夏模様〜♪


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みんな到着して由比ヶ浜駅近くのMISORA CAFEにてランチ。

おもちゃや絵本がいっぱいの店内と温かなスタッフの方が迎えてくれて、メニューは無農薬の野菜たっぷりで、ママも子供も癒されました!

子供たちは、おにぎりと野菜のプレート。大人は優しい味が嬉しいカレーやドリアをいただきました。

http://misora-kamakura.com/

腹ごしらえをしたら、早速、海へ!と行きたいところですが、かなりの炎天下。朝から暑くてバテ気味の子もいて心配なので、そんな時に良いのではと事前にリサーチしておいた鎌倉文学館へ!

MISORA CAFEからも近いです。

文学館とはいえ、そんなに堅苦しい内容ではなく、ちょうど子供向けの展示が行われていて、スタンプラリーや、折り紙や紙コップを使った工作が自由にできる場所もあり、みんな夢中になっていました。その間、親は涼しい場所でのんびりできたのも良かった!

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中庭もとっても素敵!

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http://www.kamakurabungaku.com/

しばし屋内遊びでパワーチャージしてから、宿にチェックイン。おやつタイム後、夕方になり日差しも和らいできたので海へと出かけました!

波打ち際で、バシャバシャするだけなのですが、みんなとてもいい顔。少しのあいだだったけど最高の時間でした!

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波が寄せては引いてくのがただただ楽しい。

そんな子供たちの顔が見れました。

この素敵すぎる写真たちはカメラマンの平沼久奈ちゃん撮影のもの。さっすがー!

夜ご飯は、お蕎麦が美味しい松原庵さんへ。

http://matsubara-an.com/

海からホテルに一旦戻って着替える子たちを待ちながら、予約のディナータイムまで併設のカフェへ。ジャズが流れる素敵空間で、自家製スコーンやケーキも美味しそうでした(食べたかった!)。

松原庵の予約はテラス席だったので子連れでも気兼ねなく食事ができ、お蕎麦や一品料理をみんなでもりもり食べました。

ご飯屋さんからホテルまで歩く帰り道は、100円ショップで買っておいたサイリウムの光るブレスレットが大活躍。疲れてお腹いっぱいで眠くなってきた子供たちのテンションアップ!バイクや車の通りも多い、鎌倉の夜の小道も安全に歩ける!

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子供たちと一緒の旅行は、常に誰かがハプニングを起こしてる感じで、予定なんて立ててもその通りに事は運ばなくて。親にとっては、どれだけ大らかな気持ちでいられるかを試されているような時間(笑)。

子供がハプニングを起こすのも大変なんだけど、そこでブチ切れて「怒っちゃった…」とママが反省して落ち込むこともしばしば。これって割とダメージをくらう精神的二次災害!w

みんなで一緒に旅行をしていても、泣いたり怒ったりなだめたりはママとその子だけのコミュニケーション。でも、当事者じゃない周りの子供や親が、その後で、何でもなかったように受け止めてあげることで、その子が泣きやんだりママがほっとしたり、できるんだなって。そんな体験をしている夏の旅でもありました。

(2日目のお話に続きます)

なかなか面白い図書館のおはなし会!

幼稚園の夏休みの宿題のひとつに「1日1冊、本を読む」というのがあるので近所の図書館に行ってきました。すると、たまたま毎週木曜日に行われている「おはなし会」の時間だったようで、スタッフの方が「おいで〜」とカメ美を誘ってくださったので参加してきました。

図書館で「おはなし会」が催されていることは市民だより的なもので知ってはいたものの、初参加。50代くらいのベテラン女性スタッフの方が3人いて、そのうちの2人がかわるがわる絵本を読んだり、紙芝居をしてくれたり、そればかりでなく手遊びなどもしてくれて、子どもたちも飽きることなく夢中になっていました。

読んでくれていたのはこんな絵本。

やさいさん (PETIT POOKA)

やさいさん (PETIT POOKA)

 

 

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)

 

 レオ・レオーニさんが孫のためにセロファン遊びをしていたことから思いついて、この絵本を描いたそうですよ、なんて豆知識も。

私自身も、女性スタッフの方たちの声の良さや、楽しく穏やかに子供に絵本を読んでくださる様子にすっかり魅了されてしまいました。だって、時には絵本も何もなく、ぬいぐるみ1体だけを手にして長めの物語をおはなししてくださったりするというラッパー並みのスキルの高さも見せつけられ。絵がないことで、子どもたちは頭の中で場面を想い想いにイメージすることができる、それはそれで楽しい時間だったようです!

普段、幼稚園に行っていたらなかなか参加する機会のない図書館のおはなし会ですが、夏休みは色んな図書館でスペシャルなおはなし会が予定されているようなので、また行ってみたいなと思います。1歳くらいの赤ちゃんたちもママのお膝の上で楽しそうにお話を聞いていました。ほんと毎日すさまじく暑いし(子連れで・無料で・涼しい)おでかけの選択肢はいっぱいあったほうがいい!小さなお子さんがいる方は、お近くの図書館のおはなし会もぜひチェックしてみてください〜。

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