愛されジョーズ

music writer 上野三樹

国立小学校受験という年内最大のミッション。

娘の国立小学校のお受験、終わりました。私が2019年の最初に掲げた2大ミッションは「車の免許を取ること」と「国立小学校受験」だったので、2つ目はまだ結果が出てないんですけど、ひとまずやりきった感いっぱいで12月を「これぞあたしのホリデーシーズン!」って感じで過ごそうと思います(笑)。

もともと「お受験」なんて大変そうだし縁遠い世界だと思っていたけど、昨年の秋から娘に「七田式プリント」というのをやらせてみたら割と毎日勉強する習慣がついて。七田式は1日3枚ずつプリントをやって10冊を1年かけてやるというものなんですけど最後の方は1日7枚ずつやったりして夏に全部終わっちゃったんです。そこで次は何をしようかな?と試しに国立小学校の過去問題集をやらせてみたら七田式でさんざんやっていたのと似ていたりして、なんかこれイケる感じ……?と思っちゃったんですよね。それで、その過去問題集を発行しているお受験教室が吉祥寺にあったので9月に体験を受けにいったら、先生の授業が面白かったみたいで娘がどハマリして。付け焼き刃すぎるんですけど、そこから3ヶ月、塾にも通いながら受験対策をしたという感じでした。

国立小学校の受験って、もちろんその学校によって傾向が違うんですけど、毎年毎年だいたい同じようなことをやるんです。ペーパーテストも、観覧車が回ったら誰がどこの位置にいるかとか、重なった積み木を上から見たらどう見えるかとか、お話を聞いて後の問題に答えるとか、ローテーションで同じようなものが出題される。しかもペーパーテストだけじゃなく、立ち幅跳びやケンケンパーなどの運動、友達と協力して遊べるかを見られる行動観察、ちぎり絵や折り紙などの制作、これらも同じように重要課題で。そういうことを全く知らずに始めたので、この3ヶ月間、ほんとに色んなことを詰め込みました。お金も労力もすごく使ったけど、娘と一緒に目標に向かってがんばることが楽しかったなという充実感でいっぱいです。試験自体は2日間だったんだけど、両日ともにほとんど30〜40分くらいの短い試験時間だったので、そんな1時間そこらで子供は何が発揮できるんだろう、何を判断してもらえるんだろうという気持ちも正直あります。もしかしたらご縁があるかもしれないし、ないかもしれないけど、まあどっちでも楽しかったからいいや。悔いはないっ。

試験の初日、親と子が2列に並んで、子どもたちだけが試験教室に連れて行かれた瞬間、一番前のお父さんが手で顔を覆って空を仰いだ……泣いてるんです。わかる、わかるよ!今までがんばってきたんだもんね!

ちなみにうちの居住区域からは2校受けられたのですが、まず真っ先に筑波大附属小学校は抽選でダメでした。毎年、3000人を超える受験者を誇る日本一人気の国立小学校だそうです。ちなみに受かるの120人とかね。勉強はやるけど「遠いところの小学校行くの嫌だな〜」と受験自体にはあまり興味を持っていなかった娘に「嘉納治五郎先生のいる小学校だよ!」と言うと「え、そうなの!?」と目を輝かせていたので『いだてん』見せてて良かったな〜と思いましたけど。地元の小学校も広くて環境が良さそうなので、どこに行くことになっても、たくさん友達を作って好きなことを勉強して楽しんで欲しいな。私も彼女のサポートをしつつ、仕事もしつつ、来年からどんな生活スタイルになるかなと今から不安すぎてワクワクしています(笑)。

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夜、上手くいかないのが悔しくて泣きながら「ちぎり」の練習をする娘。