セルフロックダウンのすすめ。
1日中、雨が本降りで肌寒かった4月のはじまり。娘はお弁当を持って初めての学童クラブへ行った。初日だし、この時期なので早めにお迎えに行ったら、帰り道で今日あったことを娘はたくさん話してくれた。学童クラブには人生ゲームをはじめ色んなボードゲームやカードゲームがあること、みんなでドラえもんの映画を見たこと、おやつは好きな種類のものだけ選んで食べていいことなど……。帰宅してからも喋ったり歌ったり踊ったりしてはしゃいでいた。いつも以上に元気!幼稚園を卒園してからほとんど家にいて最近は大人としか接していなかったから、久しぶりに友達と(とはいえ初めて会う子ばかりだったと思うけど)遊べてかなり楽しかった様子。やっぱり子供には子供同士のコミュニティが必要なんだな。
しかしこのまま日本で1日に200数十人もの新型コロナウイルス感染者が増え続けたらどうなるんだろう。ロックダウンがあるのではと噂されていた4月1日が過ぎ、明日もきっとないだろう。それどころか、今日は安倍首相から「全世帯に布マスク2枚ずつ配布する」というお知らせがあった。これを書いてて思うんだけど、ほんとあと数年経って読み返したら冗談かなと思うようなトンチンカンな政策だと思う。感染拡大の重大局面において国民の大事な命をたったの布マスク2枚で守ろうとする、しかもそれを「この布マスクは洗えますから」などとドヤ顔で表明するあたりの無神経さにはため息しか出ないし、考えるほどに力が抜ける。こんな人が日本という国のトップなんだ。
*ちなみに最近では楽天とかで「マスク」と検索すると、そこそこお手頃な値段&早めの納期のものが(ウレタンマスク含め)買えるようになってきましたのでマメにチェックしてみると良いです。転売ヤー撲滅対策が効いてきているんだと思います。だからこそ「布マスク2枚」は…1ヶ月前ならまだしも…。
とにかく周りの大切な人と自分の命(そして最低限の生活)を守るために、国がどう動くかに頼らず、自分で考えて行動することが今の大事なこと。いわば個人個人でロックダウン(都市封鎖的生活)をするべきだと思う。セルフロックダウンという言葉が思い浮かんだが、ググッたら既に使っている人もいるワードだった。散歩程度は毎日して健康維持につとめるにしても、スーパーに行く回数自体を減らすのはいいかもしれない。特に外出自粛要請が出されている日やその前日なんかはスーパーに人が押し寄せてソーシャルディスタンスを取ることが難しくなっているし、スーパーに行くこと自体が1日のメインイベントになってしまいがち。そんな中での感染リスクも考えたほうがいいし、何より、海外でロックダウンが起こった際の、スーパーに人がどっと押し寄せて手当たり次第にカートに物を詰め込んでいる光景、できればあれは絶対にやりたくない。基本的にはロックダウンになってもスーパーには行けるはずだから、その宣言が出された時にパニックにならなくてすむよう、3日〜1週間くらいは買い物に行かなくても何とかなるわという体制で過ごすのがいいと思う。これは買い占めの煽りじゃないよ。買い物に行く時に少しだけ多めに、そして保存の効くものを少しだけ備蓄しておこうという話。例えば、カレーやスープなどのレトルト食品、カップ麺やパスタ、コーヒーやティッシュペーパーや生理用品、冷凍の野菜や缶のフルーツ、パックに入った小さな野菜ジュースなんかも良いかも。そうした品物が今の生活に少しの「安心」をくれるかもしれない。あとは銀行とかも多少手数料がかかってもネットで振り込みをして、今はそうしたシステムを利用していない高齢者とかに窓口やATMを譲るとか、家で過ごす時間のために読みたかった本を買っておくとか、いろいろとできることはある。人々のパニックの波に乗らないためにセルフロックダウンしていよう。あと、家にばかりいると孤独になりがちだから、遊ぶ約束はできなくても友達とLINEなんかで連絡を取り合うと少しホッとしたりします。いやー、それにしても布マスク2枚じゃ、どうしようもないな。まだお肉券とかお魚券とかの方がマシだったかなぁ。